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皆さまいかがお過ごしでしょうか。
本日は【加藤清正】についてお話をします。
加藤清正公は、熊本城を作った武将なんですけど、【土木の神様】としても呼ばれ、治水・利水に類を見ない力を発揮したすごい方です。
その中の一つが【鼻ぐり井出】。
鼻ぐり井出と聞いても何のことやらと思う方もいるかと思いますが、とりあえずレプリカをご覧ください。
まぁ壁に穴が開いてるだけなですが、実はこれこそが鼻ぐり井出です。
この鼻ぐり井出は、井出を水が通るさい壁で仕切ることで流れが変化し、うずを巻いて水流穴からヨナを下流へ流し、井出内に蓄積するのを防止する構造です。
こんなものを400年以上前に作っているとは、恐るべし【加藤清正】。
さすが土木の神様。
こちらが現存する鼻ぐり井出。
当初はこの『鼻ぐり』が80ヶ所設けられたそうですが、諸事情により現在は24ヶ所を残すのみだそうです。
この井出は現在も役目を果たしているそうですよ。
ちなみに、【井出】とは用水路の事で、【ヨナ】は火山灰の事だそうです。
【温故知新】という言葉がありますが、まさしく古い技術を見、新しい技術に転換できるような、そんな技術者になりたいものです。