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皆さまいかがお過ごしでしょうか。
次長が思う本年度、測量業界の一番のビックニュースは【標高改定】です。
近代測量150年において、これだけは変わらないのかなと思っていたのですが、とうとう標高改定まで行われるとは思いもよらなかったです。
次長が測量を始めたころはアナログとデジタルが混在する時代でした。
年数を重ねるうちに、平板測量が電子平板なるタブレットPCを持つようになり、GNSS(当時はGPS)なる測量機器で位置情報が取得でき、トランシットは勝手にグルグル動き、点群なるものが登場し3次元的に地形をPC内で見れるようになり、ましてや空から測れるようになりと時代の流れは早いなと感じていました。
そんな中、日本の標高を決定する水準測量だけは変わらないものと思っていましたが、とうとうそれも変わるそうです。
今までは日本水準原点から水準測量により標高決定をしていましたが、今年の4月1日から、全国にちりばめられている電子基準点の衛星測位で得られる楕円体高とジオイドモデルで得られるジオイド高から求められる標高となるそうです。(「何言ってるんだこのおじさんは!」と思ったあなた。測量はわりと奥が深く難しいのですよ。)
今までの測量では日本水準原点(東京の国会議事堂前に1891年、100年以上も前に設置された高さの基準)から遠くなればなるほど誤差が大きくなっていたものを、GNSS測量により、それらがいろいろと解消されるそうです。
長いこと測量業に携わっていると、測量機器や方法の変化が見ることが出来ます。
近年は、測量を知らなくても測量機器さへ設置出来れば勝手に測量機器が観測してくれるといわれています。
弊社も今一度、正しく測量が出来ているか見直さねばと思う今日この頃です。
(弊社では、次長が日々測量方法が正しいか目を光らせておりますのでご安心を)